堀川建築設計室

CHIEKO HORIKAWA

伊丹十三
2008年6月25日

松山の現調のついでに、伊丹十三記念館にいってきました

シンプル・静。余分なものは何も無いけど豊か、とにかくおしゃれだ・・・展示を見終わりカフェでくつろぐとき、そんな余韻を味わいました。中村好文さんの設計。外壁杉板ランダムな巾のたて貼り、回廊壁の板貼り木床、回廊天井の微妙なRと天窓や細い丸柱、レジのお金を置くちょっとしたくぼみ等々、どれも吟味されているのでしょうが、さりげなく存在しています。


入り口横のガレージには 伊丹十三さんの
ロールスロイスがあります


カフェから庭を見る

伊丹十三さんのえんぴつ画
 伊丹十三さんがこんなに繊細な絵を描く人だとはしりませんでした。えんぴつ画の陰影、模写力はひきつけられます。小学校1年のときに書いた野菜の画は子供絵とはとても思えないような写実性があります。そして、興味を持ったものへの微細なまでのこだわりは、不思議な世界観を生んでいます。この記念館のこだわりは、まさに伊丹十三さんの世界感なのだと感じました。
 チョコレートケーキも伊丹十三まんじゅうも(包装も)吟味されています。チョコレートケーキは建物の形を再現しています。
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